「第6号」2011.10.01発行
プロローグ
雲ひとつない夜空に、そこが異世界への入り口であるかのように、丸く輝く月が浮かんでいる。オリーブの葉は月の光を反射し、まるで木そのものが、かすかに発光しているようだった。しかし、月の光もその根元にまではおよばない。闇にまぎれ、夜露にしっとりと濡れた地面をカサコソと這いずる小さな物体は、長い鼻でヒクヒクと樹皮の匂いを嗅ぎ、ゆっくりと幹を登り始めた。小さき物には月の光は届かない。さっきよりも遠く小さくなった月のすぐ隣に、もう1つ黄色く輝く小さな物体が現れたことにも気がつかない。(6号1面より抜粋)

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